本のいぬ

本のあいだをふらふら歩く、 のらいぬ澤 一澄 (さわ いずみ)の書評ブログ

2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『サンパウロへのサウダージ』クロード・レヴィ=ストロース、今福龍太著、今福龍太訳

『サンパウロへのサウダージ』 クロード・レヴィ=ストロース、今福龍太著 今福龍太訳 みすず書房 4,200円 2008年11月で100歳になった学者クロード・レヴィ=ストロース。1960年代、フランスにて構造主義をかかげて新たな民族学をうちたてた。構造主義は現代…

『図書館 愛書家の楽園』アルベルト・マングェル著、野中邦子訳

『図書館 愛書家の楽園』 アルベルト・マングェル著 野中邦子訳 白水社 3,570円 日本語で図書館と訳される英語Libraryは、ただ図書館をさすだけでなく、本を集めてある状態、または場所のことも意味する。書斎や書庫、鞄に入った数冊の本、コロンビアでロバ…