本のいぬ

本のあいだをふらふら歩く、 のらいぬ澤 一澄 (さわ いずみ)の書評ブログ

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『パレスチナ問題』エドワード・W・サイード著、杉田英明訳

『パレスチナ問題』 エドワード・W・サイード著 杉田英明訳 みすず書房、4,725円 著者エドワード・W・サイード、パレスチナ人。文学研究者、文学批評家。2003年9月、ニューヨークで亡くなった。白血病を患い、長い闘病生活の末のことだった。 サイードはエ…

『デジグラフィ デジタルは写真を殺すのか?』飯沢耕太郎著

『デジグラフィ―デジタルは写真を殺すのか?』 飯沢耕太郎著 中央公論新社 1,575円 最近は、カメラと言えば当然のようにデジタルカメラのことだ。だが、光によって画像をフイルムに焼き付けるアナログカメラの写真と、電気信号によってデジタルデータとして保…

『続和本入門 江戸の本屋と本づくり』橋口候之介著

『和本入門 続 (2)』 橋口候之介著 平凡社 2,310円 本の街神田神保町の老舗、誠心堂書店。創業1935年の和本、古典籍などを扱う古書店だ。店主橋口候之介は、1984年に創業者である岳父のあとを継いで店を取り仕切ってきた。そして前書『和本入門 千年生きる書…

リバーベンドへ

今回、紹介する本『バグダッド・バーニング』(2004年発刊)『いま、イラクを生きる』(2006年発刊)はイラク人女性「リバーベンド」がイラク戦争のさなか2003年からバグダッドで書いたブログを集めたものです。彼女が実在する人かどうかはわかりません。こ…