本のいぬ

本のあいだをふらふら歩く、 のらいぬ澤 一澄 (さわ いずみ)の書評ブログ

日記・コラム・つぶやき

『はだしのゲン』、松江市小中学校図書室で閲覧制限・児童生徒への貸出禁止の件について

松江市教育委員会が『はだしのゲン』を市内の全小中学校へ学校図書室で閲覧制限したのみならず貸出禁止を求め、全校がそれに応じた、と? 表現の自由、出版の自由、思想の自由を妨げる検閲だ。教育委員会とは、「教育」が名ばかりの上だけを見ている役人たち…

エライ人にはわからんらしい

佐賀県武雄市の図書館が、指定管理者をTSUTAYAが運営する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」にして、市民の希望に応えて365日9時 から21時まで開館し、蔵書を20万冊増やし本を手にとって見てもらえるようにするとのこと。お店と図書館の複合施設という…

アーシュラ・K・ル=グィンさんからのメッセージ

アメリカの作家、偉大なる「西の善き魔女」アーシュラ・K・ル=グィンさんが、『なつかしく謎めいて』、『ギフト』『ヴォイス』『パワー』(『西のはての年代記3部作』)、『ラウィーニア』の日本語訳者、谷垣暁美さんのお願いに応えて、「日本の読者へのメ…

電子書籍は紙の本を駆逐するか

「電子書籍元年」と言われたのは今年で3度目らしい。昔のワープロソフトには電子ブックリーダーがついていたのもあったし。 すでに学術分野はオンラインジャーナルで英文論文を読むのが常識。いまさら電子書籍元年もない。だが一般書それも小説で電子書籍に…

本は自由に読めばいい

最近、子どもに読書が奨励されている。朝の10分間読書など、授業前に本を読ませる。自分で選んだ本でいい。そうすると静かに授業に入れるそうだ。私だったらたった10分しか本を読めないで続きは明日、なんて冗談じゃない。授業中でも読んでしまうだろう。国…